イトーキ、本社オフィス兼ショールームを「ITOKI DESIGN HOUSE」としてリニューアルオープン
株式会社イトーキは、本社オフィス兼ショールーム「ITOKI TOKYO XORK」のワンフロアを大規模改修し、2024年11月7日(木)に新名称「ITOKI DESIGN HOUSE」としてリニューアルオープンしました。
イトーキは、1890年創業のオフィス家具の製造販売、オフィス空間デザイン、働き方コンサルティング、オフィスデータ分析サービスなどを展開する企業です。「明日の『働く』を、デザインする。」をミッションステートメントに掲げ、”Tech×Design based on PEOPLE”を強みに、さまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしています。
明日の「働く」をデザインする場「ITOKI DESIGN HOUSE」
「ITOKI DESIGN HOUSE」は、イトーキのミッションステートメントである「明日の『働く』を、デザインする。」場として、社員が実際に働く様子を公開する本社オフィス兼ショールームです。国内外のゲストをお迎えし、世の中にまだない「働く」を垣間見ることができるショールームとしての役割も担います。
従来の「ITOKI TOKYO XORK」は、2018年秋に開設され、社員自らが働き方の変革に挑戦し、お客さまへの提案に活かしていくため、自己裁量を最大化し自律的に働き方をデザインするワークスタイル戦略「ABW(Activity Based Working)」を実践する場として機能してきました。
開設以来、働き方や働く人々のマインドの変化を捉えながら、3フロア各階のリニューアルを随時実施してきました。2022年には12階を「接点創造」をキーワードに、多様なつながりを創出し新しい価値を創出していく空間へ、2023年には13階を「活動(ABW)×居心地」「働くひと起点のオフィス回帰」をキーワードに、自然とオフィスに行きたくなるポジティブなマインドを醸成する空間へと進化させてきました。
これらのオフィス投資は、高い従業員エンゲージメントや採用強化に寄与していることが、従業員エンゲージメント調査やインターンシップ応募率の変化から明らかになっています。
今回のリニューアルでは、11階を「活動×居心地×機動性」をキーワードに、テクノロジーとデザインを通じてオフィスワーカーのエンゲージメントを高め、働き方の変化に追随できる空間へと大規模改修しました。これにより、当社センターオフィスの位置付けを従来の「明日の『働く』を実践する場」から「明日の『働く』をデザインする場」へとアップデートしました。
最新フロア11階のコンセプトは「活動×居心地×機動性」
働き方は一律で括ることが難しい時代です。コロナ禍を経て働き方の柔軟性は限りなく広がり、出社率、プロジェクトのフェーズ、事業の成長度に応じて、オフィスでのアクティビティの量(空間に対する需要)は常に変化しています。
従来のオフィスは、活動に対する執務スペースなど機能の供給量が一定であるため、需給のバランスが保てず、不足や余剰が生じていました。
そこでイトーキが考えたのは、短期~中長期で働き方の多様化、変化、進化に追随できる「機動性」です。
例えば、短期的な変化に対しては、小型化した短時間のワークスポットや多目的性を持った大型テーブル活用による供給量の増量、予約利用促進による空き空間の削減など。一方で、中長期的な変化に対しては、造作家具を極力減らし解体・組立可能な家具を展開、ワイヤレス化(バッテリー運用)など、空間機能の供給量を可変させ機動性を持たせることにより、余剰や不満を解消し、最適化します。
これにより、オフィスワーカーの居心地や接点創造が強化され、生産性やエンゲージメント向上に繋がります。
ITOKI DESIGN HOUSEの最新フロアには、人を惹きつけやる気にさせる「高品質なインテリア」に加え、目に見えない潜在的な機能として、変化し続ける働き方に寄り添う寛容さをもつ「機動的な空間」を付加しました。そして変化の兆しを可視化し改善していく「データドリブンな運用」がそれらの基礎を支えています。
テクノロジーとデザインの融合によって「ここでしか得られない経験価値」を創り出し、生産性向上に繋げていくことを目指しています。
「活動×居心地×機動性」を実現する空間、プロダクト、ソリューション
ポイント1:形状を活かして個人、グループで使い方を変化させられる大型テーブル
空間の需要変化に対応するため、多様な形状やCMFが特徴のビックテーブル「Centra(セントラ)」(2024年12月発売予定)を活用しています。コミュニケーション強化や出社率変化への対応が求められるコワークエリアにおいて、個人ワークとコミュニケーションを自然につなげ、用途に応じたフレキシブルな空間活用を実現します。
ポイント2:「ゆるやかに仕切る」と「つながる」を切り替えられるディバイダー
オフィスでの需要の揺れを吸収するバッファとなるのが、ディバイダーです。ひらけた空間をゾーニングしながら、短時間の執務などのための「すわる」、シームレスなコミュニケーションのための「はなす」、書籍や備品の格納などその場所の活動を支援するための「しまう」という機能も付加することで、空間の意味合いが変わり「ゆるやかに仕切る」と「つながる」の両立が可能です。こちらは2025年夏頃の発売を予定しています。
ポイント3:「Fixed(固定)」でありながら「Fluid(流動)」な作り
空間としての魅力、居心地、惹きつける力を損なわないデザインと機能のバランスを確保しています。機能性のみならず、デザイン性や素材にこだわったプロダクトやインテリアが「居心地」を高め、「働く」に対するポジティブなマインドを醸成し、組織の求心力強化や人材確保、企業価値向上にも貢献します。
ポイント4:居心地や機動性を支える「データドリブンな運用」
美しく快適な空間の裏では「データ」がオフィスの機動性と居心地を支えています。アジャイルなオフィス構築とその運用を伴走型で支援するオフィスデータ分析サービス「Data Trekking(データ・トレッキング)」(2024年2月ローンチ)はITOKI DESIGN HOUSEでも稼働中。オフィスワーカーの活動量・空間の稼働状況など、可視化・モニタリングされた働き方や働く環境のデータをもとにオフィスレイアウトや運用を変化させています。2025年に提供開始予定の会議室不足を解決する新ソリューション「Reserve Any」の実装も予定し、データドリブンなオフィス構築をより発展させていきます。
13階の社長室もリニューアル
壁を無くし、社長の不在時には社員が自由に使える、開かれた社長室「commons(コモンズ)」もリニューアルされました。
自由で創造的な空間を実現する「common furniture(コモンファニチャー)」を中心に構成し、対話から議論へとコミュニケーションを加速させ、パフォーマンス向上に繋げる空間となっています。組織の風通しの良さを社長室から体現していくことを目指しています。
ITOKI DESIGN HOUSE概要
名称 | ITOKI DESIGN HOUSE(イトーキ デザインハウス) |
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住所 | 〒103-6113 東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋高島屋三井ビルディング11階~13階 *当社エントランスは11階にございます |
在籍者数 | 1,157名(2024年11月1日時点) |
見学可能時間 | 10:00~17:00(完全予約制) |
予約 | ご来館予約はこちら https://www.itoki.jp/special/designhouse/ |
関連プレスリリース
- イトーキ、個人ワークとコミュニケーションを自然につなげるビッグテーブル「Centra(セントラ)」を2024年12月より発売
- イトーキ、会議室不足を解決する新ソリューション「Reserve Any」を2025年に提供開始
- イトーキ、チームの一体感を高めるマルチユースワークポイント「ADDCELL Hexa(アドセルヘキサ)」を発売
- オープンスペースでも音を気にせずWeb会議ができるボックス型ソファ「sound sofa(サウンドソファ)」にコンパクトな片面タイプが登場
- 「働き方×働く環境」をデータドリブンで改善し続ける新サービス第1弾「Data Trekking」誕生
- イトーキ、成瀬・猪熊建築設計事務所と共同開発した可動間仕切「common furniture / Partition」を11月1日より発売
イトーキのワークプレイス事業について
株式会社イトーキは、ミッションステートメントに「明日の『働く』を、デザインする。」を掲げ、オフィス家具の製造販売、オフィス空間デザイン、働き方コンサルティング、オフィスデータ分析サービスのほか、在宅ワークや家庭学習用家具、公共施設や物流施設向け機器など、”Tech×Design based on PEOPLE”を強みに、さまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしています。
ハイブリッドワークが普及し働く場所や働き方の多様化が進むなか、生産性や創造性を高める空間DX、最適なオフィス運用を伴走型で支援するコンサルティングサービスなども展開しています。外部デザイナーやパートナー企業との協業も積極的に行い、これからの新しいワークスタイルとワークプレイスを提案しています。












